柴田さんのSTS−135取材 スペースシャトル最後のフライト
2011年7月12日 警察博物館 本日は宇宙飛行士の殿堂館(United States Astronaut Hall of Fame)を見物しようと行ったらば、開館時間は昼からだって? 知らんかった。開館まであと30分もあるぞ。という事で、隣の警察博物館(American Police Hall of Fame & Museum)に行ってみることにした。いつもこの施設を気にはしていたけど入ったことが無かったので、いい機会である。つか、バンバンと景気よく銃声が聞こえたので良く見ると、シューティングセンターとの表記もある。つまり射撃場も併設されているのか。まあ、警察施設なんだから取り扱いに関する訓練なのかもしれないが、ちょっと怖いところだな。 入ってみたらば、ここは料金表が出ているのに、実際は全然違うという謎なところで、何故か割り引き料金で入れた。ひとり12ドルと出ていたのだが、二人なら18ドルでいいという。団体割り引き…という訳でもなさそうだし、どんな料金なんだろ。 えーと射撃訓練の申し込みは…米国籍が無いとだめですか。そりゃまあ当然だろうけど、ちょっと残念だな。怪しい場所ではないし、警察による指導というものを見たかったのだが。 さて、警察博物館の内部だが、さすがケネディ宇宙センターのお膝元らしく、サイン入りのシャトル模型が飾ってある。警備のお礼とか、そういったものだろうか? その周囲の壁には大量のワッペンらしきものが飾ってあるが、これは全米の警察署のものだろうな。地域の特色を生かしたデザインで、アメリカに関する知識があれば、どの地域なのかがすぐ判るのかもしれない。 また、大きく目立つ物としてはパトカーや白バイがある。白バイはハーレーもあるが、日本のカワサキ製も採用されている。日本国内ならホンダが多いのだが、運用に関して考え方が違うのかね。 しかしまるで映画のセットみたいだなあ…と感じるのは、やはり映画やニュースなどの映像でしか見た事がなかったからだろうな。 そして押収された銃器や刀剣類、薬物類の判定機などの犯罪に関わった物品の展示もある。つか、このRPGゲームに出てくるような装飾だらけの剣は一体なんなんだーっ(笑) とはいえ、警告をこめているらしい生々しい現場写真もあって、気軽に楽しめるという雰囲気でも無いことが判る。この武器類が本物とすれば、確実に血を吸っているのだろーし。 またテロ事件に関するブースには、911テロの現場となったWTCビルの残骸が展示されていた。警察と消防のパッチが添えられていたことから、救出作業中に殉職した方に関するものなんだろうな。そういえばこの事件以降、アメリカのNASAでの取材申請が大変面倒になったこともあり、日本の宇宙に関わる方々にもいろいろと影響があった。宇宙好きなのにシャトルの打ち上げ取材に来なくなった方々は、これがきっかけという事も多い。柴田は911後しか知らないが、それ以前を知る方々は、とても取材が楽だったと言っている。大きい事件は、いろいろな形で自分にも影響してくるものだな。 他に監獄の展示もあり、入ってみることもできる。更にガス室やギロチンなどの展示もあったが、まさかこれも実物じゃあるまいな? 建物の中央部には殉職した方々のための慰霊施設もあり、そこはがらっと空気が違って感じられた。この地方だけなのか、それとも全国なのか判らないが、献花がとても多いようにも見えた。いやはや、とにかく大変な国だなあ。 ほっとできるものが、通信室を再現した展示と、映画に出演した未来型パトカーで、特にパトカーは、かっこいい未来のパトカーとして映画に出ていた感じでいっぱい。とはいえ今では妙に古くさく感じるから、人間の無理矢理考える未来というのがいかにあてにならないかが判る。SF作品のデザインでも、いつまでも未来のものと感じられるものを生み出すのは大変な事だからなあ。 通信室の展示は、技術系の学校出身なので、なんとなくほっとする(笑) あと面白かったものとしては、ドルの偽札を判定する機械がある。使い方がいまいち判らなかったが、かなり気軽に判定できるようになっていた。まあ迂闊に50ドル紙幣なんぞを使うと、レジの人が眉間にしわを寄せて判定しているほどの国だから、いろいろあるんだろーなあ。 ちなみにこの装置は紫外線や磁気、そして透かしで判定するらしいが、レジでは透かしを確認した上で蛍光ペンのようなものでチェックを入れることがある。どうも色々な判定方法がありそうだ。 このあと、宇宙飛行士の殿堂館に寄ってみるも、さすがに数ヶ月では展示内容に変化が無いので、そのことを確認したのみ。…って、淡泊になっているなあ。何事にも更に深く探求してみる姿勢が必要なんだけど、やっぱりこの暑さと食い物の悪さが思考能力を奪っているのかな。 まあとにかくシャトル計画が終了したので、これからの展示内容の変化に期待しよう。将来、再訪したときに比較するため、今の展示を記憶しておこうと努力する。 帰りにまたウォルマートに寄って飯を買う。「上品」などと銘打った謎のレトルト食品を選んでみたけど、これってちゃんとした料理なんだろーか。ご飯に鶏肉がのせられた料理らしいが、味の想像はできない。ちなみに、電子レンジが完備された部屋でなければ買えない代物である。今日は他にも食べ物があったので、これは翌日以降のお楽しみとするが、なんとなくわくわくする。いや駄目な方向で…(笑)。 また、今までは避けていた真っ青なドリンクを買って飲んでみた。意外にも味はそんなに甘くなくて、うっすらと苦みすら感じられる。もしかして飲み物ではないのかと疑ったりしたが、一応はスポーツドリンクと書かれているので飲めるのだろう。いやまあ、そういったジュースと洗剤の売り場が混在しているので、下手すると何か違うものを買ってしまったのかと心配になったりするほどの色合いなのだ。 よく言われる「良薬口に苦し」…という程でもないけど、珍しく甘すぎない飲み物だった。まあ、口にする度に真っ青な液体が喉に入る訳で、毎回これは本当に飲み物なんだろうかと疑問に思うのが問題点だが。 (※真っ青なドリンク:日本でも見かけるようだ) 夕方からまたまた大雨。ホントによく降るけど、降り始めが夕方ならば見学を早めに終えることで対処できるな。という事で、明日はいよいよビジターコンプレックスで観光しようということにして就寝。 せっかく来たのにまだ開館前。 という事で、隣の警察博物館を見る。 KSCのお膝元の警察施設らしい展示物。 新旧のパトカー…ではなく、左は映画の撮影用。 こんな物凄いものもある。 911テロ関連の展示物。 パッチがたくさん。全米分があるのだろうか。 こんなもの、映画とかゲームでしか見た事がなかったです。 通信室。 膨大な書き込みのあるパトカー。何かの記念だろうか。 帰ってきたら、またどばーっと雨。 翌日に進む 打ち上げ 2011年7月5日 まず都内へ出発 2011年7月6日 三度目のフロリダ 2011年7月7日 RSS開放予定日 2011年7月8日 STS−135・アトランティス打ち上げ日 2011年7月9日 オーランド 2011年7月10日 オーランドからタイタスビルへ 2011年7月11日 休みの日 2011年7月12日 警察博物館 2011年7月13日 ディスカバリー号との再会 2011年7月14日 ビジターコンプレックス 2011年7月15日〜16日 オーランドから日本へ 着陸 2011年7月18日 また東京へ 2011年7月20日 アトランティス帰還予定前日 2011年7月21日 スペースシャトル最後の着陸 2011年7月22日 休養日のはずが観光日になる 2011年7月23日 ケネディ宇宙センター見学ツアー 2011年7月24日〜25日 帰国 メニューへ戻る
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